6月11日（土）の放課後に田植えが行われました。この田植えは、本校の勤労教育の一環として毎年行われる行事です。

　まず田植えをするにあたって校長先生より「米作りは人間作り」とも言われ、「米作りは手間暇をかけて育てるほど収穫率が高くなる特徴を持っています。人間を育てていくことも同様に、手をかけるほど人間としての実りは大きくなる」という話をして下さいました。また勤労学習においては、何事も気づくことの大切さが重要になってきます。この気付きについても校長先生は『大切なことで、この気付きがなければ人は成長できない』ことも教えてくださいました。
　
　次に勤労の担当教員から田植えの仕方について説明を受けました。苗の持ち方・植え方など田圃を何気なく見ていた生徒にとってはとても新鮮なものでした。

　いよいよ裸足になった生徒たちが一斉に田んぼに入ると、ヌルヌルとした泥の感触に「きゃー！」っと悲鳴に近い歓声があがりました。初めての田植えは難しかったようですが、慣れてくると「楽しい」と言いながら手際よく植えていきます。しかし、後半になってくると「腰が痛い…。お米を作ってる人たちって大変だな…。」との声が漏れ始めました。

　教員と生徒が一緒になって田植えをした田んぼ。こうした体験を通じて一つでも成長するきっかけになってくれるでしょう。