2月18日（金）に第53回卒業式を執り行いました。今回は昨年と違い、保護者の方が1名にはなりましたが、参列していただくことができました。

　卒業証書授与では、3年間の込み上げる思いを必死で隠しながら毅然とした声で生徒一人ひとりの名前を読み上げる共振、そしてその声に応じる生徒たちがいました。

　保護者会会長からの祝辞は、親として心のこもった涙ながらのことばとなり、商大堺での3年間を振り返る感動的な式となりました。

　式後には、教室に戻り、各担任からの『最後のホームルーム』。一人ずつ言葉をかけながら卒業証書を授与していました。なかには堪え切れずに涙を流す生徒、それにもらい泣きする生徒そして教員。とても感動的なホームルームでした。

　何かと”我慢”を強いられる高校3年間でしたが、生徒自身がそのなかで楽しみを見つけ、どうすれば充実した高校生活を送ることができるのか、しっかり考えることができた3年間だったと思います。生徒たちは別れを惜しみ、最後の生徒たちが校舎を去ったのは15時半過ぎ。暮れなずむ、堀上の丘に卒業生たちの笑顔と歓声の余韻が感じられました。

　卒業生を支えてくださった方々へ。また、共に歩んできた卒業生のみなさんへ感謝いたします。　とりわけ本校の教育活動にご理解とご協力をいただいた保護者のみなさまに御礼を申し上げるとともに、心からの祝意を申し上げます。商大堺で過ごした3年間の経験を礎に、さらに大きな人間に成長してくれることを祈っております。