ようやく今年度初めて本校生徒が一同に会しました。

　休校や、緊急事態宣言による日程変更等によって、なかなか思うように準備する期間が非常に少ないなかでしたが、10月29日・30日に商大堺祭を行うことができ、無事に終えることができました。

　まずは、体育祭。1年生にとっては高校生活最初の学校行事、3年生にとっては高校生活最後といっても過言ではない学校行事でした。天候は晴れ。グラウンドには1,000名以上の生徒が集まり、久しぶりにギッシリと人垣ができていました。3年前から始まった『団対抗』の体育祭。学年・クラス関係なくその競技に打ち込む生徒の姿は、学年やコースの枠を越え、学校全体が体育祭に対して一致団結したのではないでしょうか。

　３年生のスポーツコースによる「マスゲーム」が行われ、見事な集団演技で場内を魅了し、「団対抗リレー」では、各クラス代表の俊足たちがバトンをつなぎました。順位が入れ替わり、そのたびに会場が揺れました。生徒からは「自分のクラス以外の人に対して、みんなが応援し合っている様子が良かった」という感想を聞くことが出来ました。

　新型コロナウイルス感染症の影響で、種目の制限があるなか、大きな声援を送り合っている姿は素晴らしかったです。

　続いて文化祭では、生徒それぞれが創意工夫して製作しており、こちらが考えもつかなかった方法で作品を作っていることもあり、感心しました。また、前日まで作品が完成しなくて困っているクラスや作品が完成間近で壊れてしまい、泣き崩れていた生徒もいました。1週間程の準備期間しかありませんでしたが、生徒たちが放課後残りながら「あーでもない、こーでもない」と悩んでいる姿、楽しそうにおしゃべりをする姿、黙々と作業をする姿などがありました。苦労や感動、そして友人たちとの会話を通して一段と成長したように思います。

　3年生の舞台発表では、生徒たちが短い練習時間でしたが、完成度の高い多彩な発表がありました。クラス発表の最後にはサプライズとして担任の先生に花束を渡すクラスもありました。高校最後の文化祭で担任の先生と一緒に発表している姿は生徒はもちろん、担任の先生も嬉しそうでした。※下の写真には担任の先生がいます。

  　来年には今年できなかったバザーなどが出せるようになればいいと思います。