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お知らせ

各学年 総合学習の取り組み

2019.11.29

 11月28日(木)、各学年総合時間の学習で様々な取り組みを行いました。

【第1学年】

 ”「はたらかされる」から「はたらく」へ”

 『働くとは』をテーマにした問題。いずれ働くことになる生徒へ働くとは何か。そして働く際に起こるトラブルなどを説明しました。アルバイトにも有給休暇があったり、アルバイト中の怪我に保障があったり、実は知らないことの多かった生徒は「へぇ~」という声をもらしながら聞いていました。

 権利と義務は表裏一体。高校生とはいえアルバイトは社会で働いているのと同じ。たとえ短期間であっても、お世話になったアルバイト先には迷惑をかけないことが社会人の第一歩。自分の意思を伝える理由や伝え方、マナーを守っていくことがわかってくれたらいいと思います。

 

【第2学年】

 "分野別進路ガイダンス"

 20を超える大学・専門学校の方に来ていただき、進路ガイダンスを実施しました。各テーマごとに教室に分かれ、専門分野について講義を受けました。

 製菓の分野では、ケーキに使うマジパン作りをしました。作ったのはサンタクロース。実際に作ってみると自分でイメージ通りの物ができない難しさがわかりました。クリスマスにケーキを食べる時、少しでも作り手の思いが伝わればいいなと思います。

 2年生後半は、進路についてそろそろ考え始める時期。今回の講義を通して、少しでも進路意識が高められることを期待しています。

 

【3年生】

 ”人権教育 Big Issue(ビッグイシュー)”

 事前学習で行った「ビッグイシューの取り組みとホームレス問題」についての講演会を本校体育館にて行いました。

 ビッグイシューとは、社会的企業として雑誌の販売を通じてホームレス状態の人に「働く場」を提供し、自立を応援する事業です。

 まず初めに「ビッグイシューとは何か」説明をしていただきました。次にホームレスってどんな人たちなのか。ホームレスになる理由とは。などをわかりやすく説明していただきました。そんな説明の中、ホームレスにも様々あり、ホームレスになる理由が、災害やリストラで仕事を失ったり、親の介護などで仕事を辞めたり、人それぞれであることを教えていただきました。

 また実際に、ホームレスの経験もあり、中百舌鳥駅にて雑誌『ビッグイシュー日本版』を販売している販売者の方にも講演していただきました。販売者の方へ生徒からの質問として「仕事のこと」や「生活について」など多数答えていただきました。リアルな返答に真剣な眼差しで聞いている生徒が多くいました。

 講演後の感想では「ホームレスはその人そのものではなく、現在の状態を示しているだけだということが分かった。」「ホームレスに対するネガティブな印象から『がんばる人』に変わった。」「努力しようとしている人もいることがわかった。」などの意見がありました。「テレビの中ではなく、実際に話を聞くことで、内容をよく理解できた。」また、とても緊張していた販売者さんの気持ちに寄り添う意見も多くありました。

 「がんばれば希望がある」と書いた生徒がいました。もうすぐ卒業を迎える3年生。これから社会に出て困難にも多く出会うでしょう。その中でも諦めない気持ちが大切だと教えてもらったのではないでしょうか。最後に販売者の方が伝えたメッセージは『育ててくれた人のことを大切にして欲しい。いつか自分も親孝行をしたい。』でした。身近にいる人たちを大切にすることの意味を考える機会となりました。

 

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